フィルタリング(2)

虎戦車隊長

2023年06月07日 15:30

タミヤ新金型のⅣ号戦車F型1号車です。
フィルタリングを続けます。
この作業を進めながら、デカールを貼ったり、スミ入れをやったりします。
そのため、思わぬ脱線をしてしまうこともあります。
まあ、そういうのも楽しいではあるんですがね。


いい感じの色合いになって来ました。
キットの製作にあたっては、当初に完成イメージ、こういう仕上がりを目指すというか、
目標みたいなものを予め決めますが、今はその線に沿って順調に進んでいる感じです。
ジャーマングレーはグレーを青系に振ったような色合いだと思いますが、
その青系を強くしたのが今回目指しているイメージなんです。
フィルタリングのおかげでうまく行っている感じです。
ただし、やり過ぎには注意しないと、ちょっとのことで台無しになることがあります(笑)。


マフラーは鉄さび色にするのでフィルタリングはかけません。
なので最初の基本塗装の色とどれくらい違って来ているかがよく分かります。
フィルタリング直後と、一日置いたあととでは、微妙に変化もあります。
慎重に判断して重ね塗りをするか、打ち止めにするかを決めます。
今回はほぼほぼこれでいいかな、という感じです。


ここでスミ入れをかけます。使う塗料はタミヤのスミ入れ剤です。
これはエナメル塗料なので、基本塗装のアクリル系を侵すことはないですが、
フィルタリングに使ったWCは同じ系統なので、注意しないと混じりあいます。
混じりあって、かえっていい感じになることもありますがね(笑)。


フェンダーは滑り止めの突起があって、他の部分とは少し違う色合いにしてもいいポイントです。
その違いを出すのに、このスミ入れ剤は効果を発揮します。
ただし、ここでもやり過ぎには十分注意しないといけません。


このように雨だれというか、水汚れの痕がうまく表現できるのもスミ入れ剤の効力です。
塗ってすぐに、綿棒などで模様を描くようにすると、自在のイメージになります。
ここもやり過ぎないように、適当なところで収束させますが、もうあと少しは出来そうです。
単色塗装なので、こういった変化をつけるのは重要なポイントになります。


車体前面ですが、大体こんな感じに収めようと思います。
これまで、もう少し、もう少しとやり過ぎて失敗した経験がありますので(笑)。
デカールもいい感じに変色して来ました。
スミ入れをあと少しだけ重ねて、OVM(装備品)の塗装、取り付けに進みます。
ここからは完成に向けて細かい作業が続くので、やたら時間がかかりますが、
まあ、一番楽しい時間帯になりますね。










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